私の文庫本

以前、とても気に入っていて何度も読み返していた本がありました。宮本輝氏の文庫本です。本屋でつけてもらったブックカバーはだいぶヨレヨレになっていたけど、取り換えることもなくそのままにしていました。

私は友人などに、「おもしろいから！読んでみて」とその文庫本を勧めて、読みたいという人には喜んで貸していました。だってこのおもしろさをたくさんの人にも味わってもらいたいし！と勝手に布教活動をしていました。あるとき職場の同期の子が「へー、じゃあ貸してもらおうかな」と言うので私はすぐにその本を彼女に貸しました。

本を読み進めていく彼女と「あのくだり、感動だよね～」とか話すのも楽しく、彼女が私と同じようにその本を気に入ってくれているのが嬉しかったです。

しばらくして彼女は本を読み終え「ナツキ、ありがとう。本返すね」とその文庫本を持ってきました。「おもしろかったでしょー？」と受け取ると、あれ？違う。ブックカバーは別の書店のものだし、新品だ。これ、違う本では？若干固まり気味の私に彼女は言いました。「私もこの本、すごく気に入って、また読み返したいと思ったの。それで新しいのを買ってきた。新しい方をナツキに渡すから、もともとナツキが持ってたやつは私がもらうね。あれカバーもボロくなってたけど、私はそこにも愛着を感じちゃってさ」

彼女は同じタイトルの文庫本を買ってきてそれを私に渡し、手垢のついた私の持ち物だった古い本を自分のものにしたのです。あ、あぁ・・・うん。これってどう言ったらいいんだろう。私は少なくとも彼女以上にその「文庫本」に思い入れがありました。何度も読み返して黄ばんできていたけど、そこには私がページを繰った歴史とその都度感じた感動が詰まっていました。大げさですけど。

もちろん彼女は良かれと思って新しい本を買ってきたのだと思います。ボロ本が新しい本になるんだからナツキにとってはいいコトでしょ。内容は同じなんだし。ということなのでしょう。
私のおすすめ本を気に入ってくれた彼女の気持ちも大事にしたいし、えーっと・・・。気の弱い私は「やっぱり、もともと私が貸した方の本を返して。私だってあの本に愛着があるんだから」とは言えず、彼女が買ってきた新しい本を受け取りました。

新しいものに交換してもらってラッキー！というものもあるのかも知れませんが、できれば私は借りた物はそのままのカタチでお返ししようと思いました。相手がどんな思いを持っているか分かりませんから。
あれから20年くらい経ちますが、生まれ変わった文庫本はまだ私の書棚に並んでおり、年月を経た本の独特の風合いとなっています。彼女とはもう年賀状だけのやりとりしかありませんが、あの文庫本、まだ持っていてくれるかな。

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ショック！チプカシが壊れる

たまたまホームセンターで見つけて購入したチープカシオ。安いのにオシャレで文字盤も見やすく、愛用しておりました。しかし先日ふと見ると・・・止まってる!!
購入してまだ1年も経っていないけど、電池切れかなぁ。と思っていました。でも、しばらくするとまた動いている。なんだったのだろう。直ったのか!?と思いきや、また止まった。

この動いたり止まったり、というのを繰り返すようになってしまいました。電池切れなら止まったまんまですよね。多分。これは故障ではないでしょうかー。修理って言ってもなぁ。980円プラス税くらいで購入したので、修理代の方が高くなりそう。安かったからって保証書なんかはほったらかしにしており、今となっては行方不明です。もうひとつ新しく買っちゃおうかな・・・。なんて同じホームセンターに行ってみたら完売でした。人気が出たため在庫切れで、次回の入荷は未定とか。

ショック！カシオさーん

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あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。年々、年末年始だという実感が薄れてきています。私が子どもの頃はもっと盛り上がっていたと思うのですが・・・。うちは子どもがいないので、クリスマス会、冬休み、おせち料理など年末年始特有のイベントがないからでしょうか。あ、おせちは子どもと関係ないか。

ブログの更新もサボり気味ですが、気が向いたときにでも見ていただければ幸いです。今年もよろしくお願いいたします。
私はこのあと、一応嫁として夫の実家に新年の挨拶に行って参ります

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今年のクリスマスシーズン

寒かったり暖かかったり、風邪をひいたりしている間に今年もクリスマスがやってきました。
もうクリスマスだから何をするってわけでもないのですが、外出先でイルミネーションなどを見るとテンションあがりますね。
友人達と二子玉川に行ってきました。いつも混雑しているけど、さらに混雑していました。噂の（遅い）ロンハーマンに行ってみました。あら、ナイロンのポーチね。ってギャー!!高い!シンプルなタオル。ってギエー!普通のやつ3枚は買える!ってな感じでした。平民の私には買えるものはありませんでした。しいて言えばマグカップやコップならなんとか買えたかなー・・・。

諦めきれない私たちは上の階のカフェに行ってみました。思ったほど混雑していなくてすんなりお店に入れました。ソファのようなゆったりした椅子でのんびりくつろげそうな雰囲気。でも周りのお客さんがみんな金持ちに見える・・・。
カフェメニューのお値段はそれほど高額ではなかったです。庶民の私たちも、ひとときのセレブ気分を味わったのでした。

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新聞どろぼう

先日の朝、夫が出勤するときにうちのマンションの集合郵便ポストからひとりの男性が新聞を持って出てきたそうです。しかしその男性が出てきたのは、住人が自宅に届いた郵便物などを取り出す、マンション内側のポストの方ではなく、郵便配達の方などが郵便物を入れて行く外側のポストの方から。

その男性は上下スウェット姿で頭は寝ぐせもついており、これから外出するという感じではなかったそうです。そして彼は新聞を持ったままマンションの玄関前の道路をゆっくりと横切り、フツーに向かいのマンションに入っていったのだそうです。

これは新聞どろぼうではないのでしょうか？投函された新聞が少しはみ出ていれば、引っぱれば抜けますもんね。うちは新聞をとっていないので被害はないですが、なんかすごいな。世帯数が多いマンションなんかだと、やりやすいですよね。各部屋をローテーションで・・・とか。

大規模マンションにお住まいの方、お気を付けくださーい。って、配達員さんに「新聞全体を完全にポストに突っ込んでください」とお願いするしかないでしょうか。

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富良野 美瑛

北海道旅行の第二弾、富良野と美瑛の写真です。
美瑛の「青い池」はガイドブックで知り、行ってみました。アルミニウムが美瑛川の水と混ざってこのようなブルーに見えるのだとか。池の中で立ち枯れたカラマツがなんとも幻想的な雰囲気でした。

青い池の近くにある「しらひげの滝」にも行ってみました。この滝の水が青い池に流れ込んでいるみたいです。滝の水も少し青く見えました。この時点から水が化学反応（？）を起こしているのでしょうか。

ラベンダーで有名な富良野の「ファーム富田」。季節的にラベンダーは咲いていませんでしたが、他の花が咲いていて綺麗でした。ラベンダーの咲く時期は大混雑だそうです。

富良野といえば「北の国から」ということで、ドラマの撮影で使われた五郎さんの石の家を見に行きました。おお、テレビで見たやつだ！家の中に入ることもできます。

帰る前に新千歳空港の近くにある「道の駅サーモンパーク千歳」に寄りました。飛行機の時間までの時間調整のつもりで寄ったのですが、ここ面白かったです。下の写真はベニザケです。名前は知ってても初めて見ました。こんな赤い服着たみたいなボディなんですねー。写真ブレててすみません。

北海道旅行は2度目なのですが、2回とも秋に行きました。今度は夏に行ってみたいなぁ。食べ物はみんなおいしいし、おみやげは色々あって選びたい放題だし、楽しかったです、北海道！

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エスニック土産

世の中の夏休み取得期間もそろそろ終了でしょうか。旅行に行った友人たちからもらったおみやげです。共通の友人ではないのですが、なんとなくカブっている・・・。左と真ん中がタイへ行った友人、右がシンガポールに行った友人からのおみやげです。

タイのカップめんを食べてみたのですが、かなり辛かったです。辛い物が苦手な私は涙ぐみながら食べました

そして家の近くのスーパーで私が興味本位で買ってきた味噌汁。エスニック祭りだ～。まだ食べてないのですが、味はどうなんでしょうか・・・。

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さすがーという口癖

以前、ある会社で働いていたとき。私が数年間担当していた業務を、異動してきた後輩の男の子に引き継ぐことになりました。私がその業務について説明したり書類の書き方を教えたりするたびに、彼は「イナモトさん、すごいですねー」「さすがイナモトさん」と感動した様子でした。

何か教えるたびにそんな感じなので、私も何だか褒められたようなイイ気分になっていました。そんなある日、彼に書類の発送を頼みました。「あと、●●申請書が揃ったら発送してね」と言うと、彼は「さすが！！」と言ったのです。どう考えても会話の流れからしても私が「さすが」と言われるような場面ではありません。

そう、「さすが！」というのは彼の単なる口癖だったのです。合いの手を入れるくらいの感覚で「さすが」を使っていたんでしょうね。彼の「さすが！」に調子に乗っていた私は、そこでやっと気が付きました。当の彼も「ここで『さすが』を使うのは明らかにおかしい、とハッとして、かなり気まずい雰囲気になっていました。今までの「さすが」は全然「さすが」と思わずに言っていたのかよっ！彼に「さすが！」と言われて喜んでいた自分が恥ずかしくなりました。

「さすがですね」と言われたら大抵の人は嬉しいと思うので、彼の処世術というかコミュニケーション術だったのかもしれません。でも本心から言っているのではないとバレたときは結構やばいのではないでしょうか。私はその後彼から「イナモトさん、さすが」と言われても「どうせ口先だけで言ってるんでしょうが」と彼を信用しなくなりました。
相手をいい気分にさせたりヨイショするようなセリフも、口癖レベルになるとこういったミスが起こる可能性もありますので、自分も気を付けなくちゃなぁと思いました。

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コメダ珈琲店

先日、コメダ珈琲店に行ってきました。コメダ珈琲店は有名店なのでご存じの方も多いかと思いますが、名古屋に拠点をおく喫茶店で、現在は各地に店舗展開しています。夫が名古屋出張の際に立ち寄って、いたく感激したとのことで関東からでも行ける店舗を探して行ってみました。
私もテレビで見て、あの人気メニュー「シロノワール」を食べてみたかったんですよね。

シロノワールはデニッシュ生地にソフトクリームが乗っていて、かなりのボリュームでした。デニッシュもどちらかというとパンに近くて、もちっとした感じ。夫はカツサンドを注文しましたが、これもドデカイ・・・。二人とも夕飯が食べられないほど満腹になりました

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チープカシオ

3月（だったかな？）に「めざましテレビ」を見ていたら、CASIOから出ている安い腕時計が人気！という特集をしていました。1,000円くらいから買えるお値段ひかえめな腕時計だけど、デザインがオシャレ。価格が安いので、これらの腕時計をまとめて「チープカシオ（略してチプカシ）」と呼ぶ。ということでした。ふーん、確かになかなか良さそうだなぁと思って見ていました。

いつも行くホームセンターに買い物に行ったとき、チープカシオのことを思い出し、時計コーナーに行ってみました。すると、ありました！しかもテレビで一番人気と言っていたデザインのものが、フツーにぶら下がっていました。値段は980円プラス消費税。ミーハーな私はさっそく購入。

帰宅してプラの箱から出してみると、か、軽い。確かにチープなつくり。でも文字盤が見やすくて機能的。これは男性用なので、女の私がつけるとちょっと大きめでした。でも、まぁ許容範囲です。
その後、家電量販店やホームセンターに行くたびに時計コーナーを覗いてみていますが、同じデザインのものは見つかりませんでした。買っておいて良かったぞ！

実際に使ってみた感想は、軽くて視認性も高く、分かりやすい。満足しています。他のデザインのものも欲しい・・・。しかし、私は1,000円程度で購入しましたが、ネットなどで見ると2,000円以上している販売店もありました。だんだん入手困難になって値段もチープじゃなくなっていくのでしょうか。

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