父、逃げる

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運命の人と出会って結婚するのは本当に難しいこと。そんな相手はどこにいるのだろう？というのは先日、私が読んだ本「ほかならぬ人へ」の記事で紹介したこの本のテーマでした。運命の人と出会って結婚して、結婚生活もうまくいく・・・実はすごいことだよなぁ。

私の父と母が新婚のとき、父が会社の山岳部に入っていたこともあり、二人で近県の山にトレッキングに出かけたそうです。
森を歩いていると、「危なーい！木が倒れるぞー！！」という声が！近くで伐採作業がおこなわれており、なんと木が2人の方へ向かって倒れそうになっていたのです。

その時、父は母を置き去りにして一目散に逃げたそうです。

母は結婚して数週間にして 「あ～、この人はこういう人なんだ」 と悟ったそうです。まぁ、それでも離婚することもなく50年近く連れ添っています。
今は子供達（私達きょうだい）も独立して、父と母2人暮らしですが、なんだかんだお互いの文句を言いながらも仲よくやっています。

運命の相手とは言えなくても、結婚して時間をかけて少しずつ、かけがえのない理解者となる。むしろ世の中、そのパターンの夫婦の方が多いのかな。

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